遅まきながら最近は外国文学に興味を抱いています。読みだしたらとても新鮮な気分になれます。早く気付くべきでした。
フォークナーの「エミリーのバラ」「熊」、ヘミングウエイの「老人と海」「殺し屋」「インデアン部落」、モームの「レッド」、モーパッサンの「首飾り」、オーヘンリーの「二十年後に」、ペネットの「雨傘」、アンダスンの「手」、ハックスレイの「ジョコンダの微笑」、マークトウインの「ハックルベリーフィンの冒険」等を手当たりしだいに読みました。長編は根気が続いませんのでもっぱら短編です。
中でもフォークナーの作品が一番気に入りました。過去の重圧に喘ぐ南部の衰頽と墜落と虚偽と暴力を執拗なまでに描き出してきた彼の作品には共鳴するところがあります。しばらく時間を置いてまた挑戦してみたいです。